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「通りの名称、元日からイッキに変更」の困惑(レスポンス)

フランスのある村では、元日に村内の通り名を一気に変更することになり、波紋が広がっている。ラジオ局「ユーロップ1」が12月28日に伝えた。

問題の舞台は、フランス南西部ボルドー地方ジロンド県のラ・ソーヴ村。村内の主要道を含む10数本の通り名を2010年1月1日をもって同時に変更するというもので、同村の村議会が決定した。

従来の「教会(エグリーズ)通り」を「サンピエール教会通り」にするといったように、目印となる建物の名称を、より正確に通り名に反映するのが目的という。ところがその“影響”で、従来から存在した「サンピエール通り」は、敢えて別の名称に置き換えられるといった混乱が数々生じることになった。

そのため住民からは、「高齢者が混乱する」「緊急車両を呼ぶときに混乱が生じる」「カーナビの情報と違いが生じる」といった数々の反対意見が上がったが、村は表示板変更の費用などに、予算5000ユーロ(約66万円)を計上した。

ヨーロッパを旅行した読者ならおわかりのとおり、フランスにおいても通り名は目的地をさがすうえで重要な手がかりとなる。ラ・ソーヴ村自体は人口約1300人にとどまるものの、周辺はワイナリーやユネスコ世界遺産に指定された修道院などがあるため、観光客の混乱も予想される。

そもそも住民にとって、通り名は住所表示でもある。この不景気のなか、商店のハンコを作り直したり、名刺を刷り直さなければならない村民が大変であろう。

《レスポンス 大矢アキオ》

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